なーらんだ―寺院

今でも覚えてるインド史用語の2つのうちの1つ ちなみにもう1つはダルマ

統計メモ

標準得点(Zscore)とは、ある確率分布 X \sim N(\mu, \sigma^2)に含まれる要素 x_i X \sim N(0, 1)の場合について調整したとき得られる点数のこと。

 

前提知識

 X \sim N(\mu, \sigma^2)について aX + bを行う(一次変換)と、

 E[aX + b] =  aE[X] + b = a\mu + b, V[aX + b] = a^2V[X] = a^2\sigma^2となる。

つまり、 aX + b \sim N(a\mu + b, a^2\sigma^2)となる。

 

今、一般に考えて、 N(\mu, \sigma^2)に近似する確率分布 Xがあり、その要素 x_iの標準得点を求めたい。まずXを標準正規分布に置き換える。この時に、一次変換を行う。

aX + b \sim N(0, 1)となればよい。

V[aX + b] = a^2V[X] = a^2\sigma^2 = 1より、a = \frac{1}{\sigma} (\sigmaは標準偏差 )

また、期待値についてもE[aX + b] = 0と先の結果 a = \frac{1}{\sigma}を用いて、

 E[aX + b] = a\mu + b = \frac{1}{\sigma} \mu + b = 0 より b = \frac{-\mu}{\sigma}

よって\frac{1}{\sigma} X  - \frac{\mu}{\sigma}の一次変換を行うことによってX が標準正規分布に従うことが分かった。

これを各 x_iについて行い、

 a x_i + b = \frac{1}{\sigma} x_i -  \frac{\mu}{\sigma}= \frac{(x_i  -  \mu)}{\sigma}で標準得点が得られる。

 

偏差値得点(Tscore)は N(50, 10^2)での x_iの得点である。

標準得点がN(0,1)での話であるから、標準得点をa = 10, b = 50として再び一次変換すると偏差値得点が得られる